【ソイルK−6の使用、セッティング解説】
1 水草の育成のポイントは、その種類によって底床材を使い分ける事がポイントになります。
極端に申し上げれば、ソイルでないと生育がむつかしい種類もあるからです。
2 ソイルとは、簡単に説明すると”土”です。しかし、そのまま土を底床材として使用するのは困難です。ドロ状に変化して”根腐れ”(根に酸素を含んだ水が届かない)状態となり生育不良となります。そのために”粒状”に加工したものです。材料は、土以外の砂なども配合し、熱加工して簡単にドロ状に変化しないようにしてあります。K−6の特徴は、耐久性能にあります。簡単にくずれないように加工してあります。
3 写真1のようにソイルを水槽に敷き詰めます。この水槽では、約6キロ使用しています。ソイルを水槽に敷き詰めると、その上から新聞紙で覆います。ホ−スの先端に濾過用のスポンジなどをつけて、最初は、ゆっくりと滲ませるように水を入れていきます。
 
写真1
写真2
 
写真3
写真4
4
水槽に水が約半分程度入ったら、一度給水を止め、新聞紙を取出します。
そして、水面に浮遊しているものをネットですくい取ります。
 
写真5
写真6
5
そして再び新しい新聞紙で水面を覆って給水していきます。
 
写真7
写真8
6 水槽に必要なだけ水を入れたら新聞紙を取出します。
 
写真9
7 この段階で水草を植え込んだり、魚を入れるのは無理です。ソイルはゆっくりと水圧を受けて必要以上の栄養分を放出しはじめます。12時間もすれば、生きものを入れなくともアンモニア濃度は上昇していきます。濾過器を回しても濾過が追い付きません。換水が一番の対処方法です。
8 換水を3〜4回してから水草を設置していきます。今回は、流木に植え込んだアヌビアス・ナナを入れています。
 
写真10
9 水草をセットしてからの換水の後の給水は、水面にプチプチマットを利用するのが一番です。
ホ−スなどで水を流し込むと水流が発生して底床のソイルが巻き上がります。
 
写真11
10 ソイルが必要以上の栄養分を放出したらアンモニア濃度も低下します。パイロットフィッシュを入れるか、試薬で確認して下さい。アンモニアは、よほど濃度が高い数値を示さない限り水草には影響しませんが、生物は確実に影響を受けます。水温が高ければ高いほどアンモニアは活性します。濾過をスタ−トさせ生物濾過で処理するか、アンモニア濃度が高ければ換水するのが一番の対処方法です。K−6は、鉄分などのミネラルを多く含んでいます。植物は、鉄分がなければ葉緑素が生産できません。しかし『過ぎたるは及ばざるがごとし』で過剰な栄養分は、コケなどの発生につながります。水槽をセットした初期の段階では、早いサイクルで換水する事をお薦めします。
 
写真12
 
番外編 おまけデス。
給水する場合は、水の溢れには皆様も十分お気をつけてくださいね。今回の実験水槽立ち上げで水をあふれさせ、事務スタッフの皆さんにカンカンに叱られました。トホホ…