【インペリアルゼブラプレコ 繁殖データ採集中】2008.09.09公開
1

:::インペリアル ゼブラ プレコ:::

現在、この種類は、現地のブラジルで採取も移送も禁止されている希少種。
水槽内で繁殖記録は多く、ポイントさえつかめれば繁殖は、それ程困難ではない。

これを最初に発見し、世界に紹介した松阪氏の話では、発見した川の上流で開発が進み、環境が激変したために(開発が入る前は、透明度の高い清流が今や赤茶けた水)最初の発見場所から姿を消したらしい。

日本のマニアの手で繁殖させ、アマゾンに帰せるぐらい繁殖できれば……夢あります。

現在までに判明した事実を書いておきます。

 
写真1
ベアタンクの90×45×45の水槽。
上部濾過器と外部濾過器の2システム。
陶器のパイプだの素焼きの植木鉢だのが沈んでいる
写真2
パイプの中や植木鉢の中に潜むのは、 インペリアルゼブラプレコ。
 

写真3
合計で7匹の成熟個体。 ここで幾つかの実験観察を行い、 繁殖データーを収集しているのダ。
与えるエサと排泄物の関係 (とにかく排泄物の量の多さにはウンザリする)などetc...

 

2
とにかく縄張り意識が激しく、狭い水槽だと個体同士が争い、傷つきます。その傷が元で死亡する事も多く、出来るだけ大きな水槽と隠れ場所が必要です。

明るい場所、振動、大きな音は苦手の様子でそれらがあると隠れてしまう。
観賞魚には向いていないかも?!

 

3 水温に関しては結構柔軟性があり、23〜32度ぐらいまでは対応しています。
現地では、早朝と昼過ぎでは、水温に変動があるとの話です。

水温変動には、強いが水質にはかなり敏感。実験水槽の水質は、PH7.5〜7.8と弱アルカリ水質です。PHが低下して7を切るとエサを極端に取らなくなります。
換水は、2日に1度、約16リットル換水しています。
なにしろ大量のフンが出るもので掃除と換水を兼ねています。換水する水は、PH7.1ですが、B−4を投入し、PHを上昇させています。
B−4は、エサのように食べています。

エサは、B−4以外に赤虫、コペポ−ダ−、タブスなどです。

こんな事を書いていたら、水棲菌に侵された(ワタ毛のようなもの)物質が水槽内を漂っているのを発見。中心核の部分は、やや黄色味がかかっているひょっとして?

朝方、日課になってしまった換水とフン掃除。突然、動く物体発見!サイズは7〜8mmオタマジャクシのようだ。確認できた個体は4匹。繁殖したのだ!
この時の水温は、27度前後、PH7.6。

 
写真4
写真5
 
写真6

写真4〜6
それから72時間経過した個体の写真。ゼブラ模様がちゃんとあります。
集まってあまり動ない。一匹撮影のためにシャ−レ−に移動させる。

 

東京・板橋のショップ、ネイチャ−クラブの渡辺店長は、何度もブリ−ディングに成功しており、アドバイスをもらう。親から別の水槽に隔離した方が安全。エサは、ブラインシュリンプを与える。この2点がポイントらしい。一匹のみ隔離。実験は継続。